ボリビア日系社会の偉人、河合辰夫氏

jumechi

2006年01月19日 20:52


写真提供:猫野滋麿氏

人気ブログランキングに参加してます。愛の1クリックありがとう。


昨年の暮れ、ボリビアの首都ラパス市において河合辰夫氏が亡くなられた。享年82歳。

河合氏は戦前ペルーの日系社会に生まれ、1951年にボリビアに移住した。
1954年に始まった琉球政府計画移住、翌55年に始まった日本政府計画移住によってボリビアに渡航した日本人を現地で世話し、今日の日系社会の基礎を築いた。
またトヨタ自動車の現地法人「トヨタボリビアーナ」の経営によって築いた財産を惜しみなく日系社会に無償提供し、その経済発展に大きく貢献した。
現在のボリビア日系社会で使われている非常に高度な日本語は、彼が購入、提供した日本語の書籍やビデオテープによるところが大きいといわれている。
またボリビア経済界では彼の会社で修行を積んだ者が多く活躍している。
私が初めてボリビアに住みはじめた1998年には既に現役を引退されていたため直接お会いしたことはないが、日系社会のリーダーたちから、父親のような存在だとよく聞かされた。

写真はポロンゴ村(聞き覚えはあるが場所を思い出せない)で現在も乗合バスとして活躍中のトヨタ・ランドクルーザー40系。
nekoさんこと猫野滋麿氏から「我々の世代のせめてもの弔意を示すべく、以下の画像を掲載して頂きますれば幸いに存じます」というメッセージとともにご提供いただいた。

合掌。
追記 猫野様、河合氏については不勉強な部分があまりにも多く、掲載が大変遅れました。申し訳ありません。
関連記事