子犬キツネ猿が空を飛ぶ

jumechi

2005年12月01日 22:03


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愛-houseの前の海に陽が沈みかえるころ、さわ、さわ、さわ、という音とともにそれはやってくる。
うちわで耳元を扇ぐような、さわ、さわ、さわ、、、

やがて音が重なり合ってさわわさわわとなり、日暮れとともにキーィッ!とかキャキャキャッ♪という声が加わる。
音だけ聞いていると、まるでサルの群れがサンバを踊ってるみたいだ。
外に出てみると、愛-House駐車場のフクギの間を70~80センチはありそうな黒っぽいものが飛び交っている。
長い間、僕はこれを夜行性のカラスだと思っていた。

初めて正体を見たのは初夏のある夕方だった。
仲間より一足早くたどり着きフクギの枝にぶら下がっていたそれは、巨大なコウモリ!
あんなに大きなのをみたのは初めてだった。
それまで僕が知っていたのは、羽を広げてもせいぜい手のひら2つ分くらい。

その夜早速、愛-House警備員のおじさんに報告。
j 「巨大こうもりが出没します。厳重に警戒してください。」
お「はぁぁ?そんなもん、街中で飛び回ってるさぁ。」
j 「え、そうなんですか...(_△_; シラナカッタヨ、、、それにしてもデカイですねぇ。恐ろしいです。」
お「小さい方が怖いさぁ。あれは時々血を吸うからねぇ。大きいのは木の実ばかり食べるから安全よぉ。」

沖縄に漂着して13年、名護にたどり着いて12年、ずっとその存在に気付かなかった。
でも一度意識してみるようになると、確かに町中で飛び回っている。
さわ、さわ、さわ、、、時々おサルのサンバ。
その顔は子犬にそっくり。英語では空飛ぶキツネflying foxと呼ばれているそうだ。

オオコウモリについて知りたい方はこちらへ。
http://www2r.biglobe.ne.jp/~fruitbat/
オオコウモリの優美な飛び姿はこちら
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/photo-news/200302/diary2003020301.html

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